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このブログの趣旨と目的
ガネーシャの課題一覧
今回の課題:欠点や負の感情を「自分の一部だ」と思う
この課題の目的
突然ですが、あなたはカス・ダマトという人物を知っていますか。ガネーシャが課題に関係する偉人として紹介しているのですが、私は知りませんでした。彼はマイク・タイソンをはじめとする数々のボクシング世界チャンピオンを育てた伝説のトレーナーです。彼があるとき、子供たちにこんな質問をしました。
『”英雄”と”臆病者”の違いは何だと思う?』
子供たちは思いついたことをそれぞれに答えましたが、ダマトはこう答えました。
『英雄と臆病者は、同じだ。同じように心の中で恐怖を感じている。だから、両者に差があるとしたら、”何をなすか”だけだ。』
ダマトはこうも言っています。
『”何をなすか”だけを見て判断する観客は、リングの上のファイターたちが”どう感じていたか”を知らない。』
私はすぐにYouTubeでマイク・タイソンのKO集を見ました。確かに、一撃で大男を倒す彼が恐怖を感じているとは思えませんでした。しかし、相手からも同じレベルのパンチをいつくらってもおかしくない状況にいる中で、恐怖を感じていないはずがありません。その恐怖を抱えたまま、相手の懐に入り込んでいき、マイク・タイソンはその先にあるものを掴んでいます。
『漫画の神様』と呼ばれた手塚治虫は、嫉妬深いことで有名でした。彼は自身の絵が子ども向けの絵だと言われることに劣等感を抱き、「ブラックジャック」のような劇画タッチの作品を作りました。『漫画の神様』と呼ばれた人でさえ、劣等感を抱き、他人の才能に嫉妬していたのは興味深い話です。しかし、手塚治虫はその嫉妬心を受け入れて作品を生み出す原動力に変えていました。
恐怖を感じたり、嫉妬をしたりする自分の弱い部分を認めるのには勇気がいります。しかし、この弱さを認めることができて初めて自分が持っている強さを快く受け入れることもできるようになると思います。私は何かを褒められた時、嬉しい気持ちと一緒に、「偶然いいところ見つけてもらったけど次に自分のダメなところを見られたらどうしよう」と素直にその称賛を受け入れられないことが多くあります。これは私が普段からその弱さを自分の一部だと受け入れてあげられていないからなのではないかと思いました。
そして、手塚治虫のように、弱さだと思っていたことが自分の強さにつながっているというパターンもあります。手塚治虫が自分の嫉妬心を悪いものだと否定して押し殺していたら、「ブラックジャック」は生まれていなかったかもしれません。
今回の課題の目的は、『欠点や負の感情を「自分の一部だ」と思う』ことで、自分の強みを受け入れられる状態になることと、隠れた自分の力を見つけることだと考えました。思いつくままに自分の欠点や負の感情を受け入れていきたいともいます。
実践した結果
まず思いついたのは、今回のブログをいつも通り日曜日に更新できなかったことです。年末年始で色々なイベントがあったとはいえ、それをいいことに「来週更新すればいいか」と思ってしまいました。それ以外にも、毎日書いている日記を年末は書くことができなかったり、筋トレやストレッチをサボってしまったりする日が続いていました。必ずすると決めていることが続けられない。そんな自分が嫌だなと思っていました。
でもこれも自分の一部だ。(こんな感じでいいのかな…?)
そして、日記や筋トレ、ストレッチをサボっている割に、年末年始で盛り上がっているスマホゲームのガチャ祭りには積極的に参加していました。普段はやっていないゲームをインストールして、年末年始に向けてガチャを引くアイテムを集め、満を持してガチャを引きました。あるゲームでは目玉のキャラを引くことができて、その勢いでさらにプレイをしていました。とても興奮しました。スマホを持つたびにゲームを開いて何かすることはないかなと探していました。ゲームを作っている方達の努力に全く太刀打ちできませんでした。やはりゲームの持つ人の脳をコントロールする力は果てしないです。映像も音もシステムも全てが私の本能的な欲求を満たしてきます。楽しすぎます。ドラクエウォークを除いて全てアンインストールしました。今の自分にスマホゲームをプレイすることがポジティブな影響をもたらさないことを分かっているのに自分をコントロールできない。私の欠点です。
でもこれも自分の一部だ。(これでいいのか…??)
私は去年の3月に2年近く付き合っていた彼女に振られました。理由は数えきれないほどあると思います。YouTuberの影響で「自分の力でお金を稼ぐ力をつけたい」みたいな理由で転職をすると言い出したこと。YouTuberの影響で「脱シャンプー」や「肌断食」という謎の健康法を提唱して実行し始めたこと。YouTuberの影響で「ミニマリスト」に目覚めて家からみるみるうちにものがなくなっていき、気づいたらスタンディングデスクと布団しか部屋になくなってしまったこと。どこに軸を置いているのか分からない不安定さに結婚は無理だなと思われたのでしょう。自分が起こしている変化に後悔は全くしていません。でも私は相手に全く不満を持っていなかったので、すごく引きずりました。というか、I haven’t got her over yet. です。山﨑まさよしの「One more time, One more chance」や槇原敬之の「もう恋なんてしない」が音楽から歌に聞こえるようになりました。東京に行く理由の一つはこのメモリーズを捨ててしまうことなんだと思います。「男らしく潔くとゴミ箱抱える僕は、他の誰から見ても一番センチメンタルだろう」と思います。
でもこれも自分の一部だ。(どんどんいきましょう)
私は去年の初め頃から転職活動を続けています。そして、去年の12月についに辞職願を出しました。今年の3月で学校の先生を辞めると決めてから随分時間が経ちました。迷いは全くありません。しかし、不安や恐怖という気持ちはこの年末年始で大きくなっていることを感じています。マリッジブルー的な感じなのでしょうか。ジョブチェンジブルーです。いや、マリッジブルーは結婚相手は決まっているので、まだ転職先がいない私のはもっとレベルの高いプレッシャーです。結婚相手も決まっていないのに結婚式場だけ押さえているみたいな状況です。残りの3ヶ月で相手を見つけてプロポーズしてOKをもらって式の計画も立ててみたいなことを全てやらないといけないわけですから、不安になるのも当然です。年末年始に兄と東京の渋谷を歩くことがありました。東京で働く兄からすると私の無知と考えの浅さがとても無防備に見えたのか、東京へ行くことをとても心配されました。年末年始の渋谷の物々しさもあってか、一気に自信がなくなるのを感じました。私は本当にこの転職で前に進むことができるのだろうかと後ろ向きな考えが見え隠れするのを感じました。
でも、これも自分の一部だ。
まとめ
自分の強みを受け入れるためには、もっともっと自分の欠点を可視化して受け入れる必要があるなと感じました。自分の欠点を一つ受け入れるたびに自分の強みを一つ受け入れることができるようになるくらいなのかもしれないと思います。どれだけ欠点を受け入れられるかが私たちの強さを決めるのかもしれません。自己を肯定するということは、欠点も含めて自分を愛するということなのでしょう。
負の感情に関しては、そのエネルギーの使い方によっては自分を進めたい方向に動かすために使うことができるのかもしれないと感じました。悲しい気持ちをバネに、より大きな行動をとることができるようになったり、不安な気持ちを使って自分にできることをもっと考えることができるようになったりもするんだろうと思います。
私たちはつい自分のネガティブな部分から目を逸らしがちですが、ここにこそ私たちが成長したり、幸せになったりするためのヒントが隠れているのかもしれません。
次回の課題:仮体験をする
次こそは「仮体験をする」にチャレンジしてその報告をします。今私が悩んでいるのは、プログラミングなどの技術系か、営業系のどちらでゲームの仕事に関わっていこうかというところです。その二つを「仮体験する」にはどうすればいいのでしょうか。まずそこからですね。冬休みの今でないと出来なさそうな課題です。必ず今やってしまおう。
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