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このブログの趣旨と目的
ガネーシャの課題一覧
今回の課題:仮体験する
この課題の目的
仕事は言ってしまえば全て作業です。毎日それを続けていくことが必要です。したがって、その作業自体を自分が楽しんで、もしくは苦しい思いをせずにできることがとても大切になります。学校の先生であれば、授業を作って実践したり、部活動を監督したり、生徒の生活ノートの振り返りに返事を書いたり、テストを作ったり、テストの丸付けをしたり、提出物をチェックしたり、成績をつけたり、ルールを守れない生徒を指導したり、といった作業があります。全ての作業が楽しいなんて仕事はなかなかないと思いますが、大部分が苦しすぎず、メインの作業がやっていて楽しいと思える仕事を目指すべきだと思います。先生であれば、授業のことを考えたり、授業の準備をしたり、授業を実践したり、研究して発表することが好きな人は無敵だと思います。他に大変なことはたくさんありますが、授業がない日はほとんどないので、これから先生になる方にはその部分を仮体験することを私ならお勧めします。
仕事を始める前に十分な仮体験ができている人はどれくらいいるのでしょうか。2022年3月卒業の就活生の約8割がインターンシップを経て就職しているそうです(マイナビ調べ)。意外に多くて驚きました。しかし、この中で実際に入社した会社のメインの作業を体験できた人はどれくらいいるのでしょうか。「民間企業で働く」空気感は体験できても実際の作業を体験する人は少ないのではないでしょうか。だから自分で仮体験をしておく必要があります。転職でも同じだと思います。
実は学校の先生になるには教育実習という最強の仮体験期間があります。だいたい1ヶ月、学校の先生のメイン作業である授業を作って実践し、評価してもらうことを繰り返します。大学によってその性質は異なると思いますが、私の場合は大学附属学校でエリート教師とエリート生徒にボコボコにされた記憶しかありません。何度指導案を出しても赤ペンだらけで帰ってきて、最初の授業の前は準備で一睡もできず、授業後の他の実習生の観察の時に気絶してしまうほどでした。椅子の前に立っていたので椅子に着地できたので大丈夫でしたが。どうしてあんな仮体験を経て教師になろうと思ったのか。あの時の私にとって教育実習は仮体験ではなく、「先生」という憧れの職業に就くための関所でしかなかったのだと思います。どれだけ辛くてもその関所の先に輝く未来があるはずだと信じていたのでしょう。実際はその関所が永遠に続く仕事なのに。
仕事を決める時に大切なのは、その職業を手にしている自分を想像することではなく、どんな作業を自分がしているのかを想像することです。そして、その作業を夢中になってすることができるのかです。それを一番手っ取り早く、大きなコストもかけずに確かめる方法が「仮体験」です。
実践した結果
このブログを始めて4ヶ月以上、自分の「本当の夢」が何なのか考えてきました。今回を含めて残り3回になりましたが、私の「本当の夢」はもうすでにほぼ見つかっています。「ゲーム(ドラクエ)で人を健康にすること」です。ただこの夢にアプローチするためにはいくつか方法があります。
①技術者として力をつけ、開発チームの一員としてゲームを作る方法
②「人を健康にするゲーム」をより多くの人にその魅力を知ってもらう仕事をする方法
③自分で1から「人を健康にするゲーム」という事業を立ち上げて世の中に売り出す方法
一番実現の可能性が高いのは③だと思います。しかし①と②のアプローチを経験せずに③に飛ぶことはできないと考えています。そこで、私が出した結論は①②③全てやるです。ただ、本業(次の転職先)の第一希望は②です。いきなり「人を健康にするゲーム」に関わることはできないと思いますが、まずはゲーム業界で魅力を届ける力をつけることが③に必ずつながると思います。私は自分が信じていることを人に伝えることがとても好きです。こうしてブログを書いたり、本を読んで知ったことを生徒に伝えたりすることには時間を忘れて没頭してしまいます。そして、ドラクエなどのゲームの話なら一生続けられる自信があります。もし、そんなことを毎日仕事にできたらと思うととてもワクワクします。というわけで、今回は①と②の仮体験を自分で考えてやってみました。
仮体験と聞いて真っ先に思い浮かんだのが、「ゲームを作る」でした。そして次に思い浮かんだのは、「いや無理でしょ」でした。そして先週は後回しにしてしまいました。ゲームを完成させてここに公開するくらいのことをしないといけないと思い込んでいました。でもカッコつけるのはやめました。とりあえずゲームを作り始めました。いや、ゲーム作りの勉強を始めたくらいのレベルです。
今の時代は「Unity」や「Unreal Engine」というゲーム制作ツールを誰でも無料で使うことができます。そして、ある程度独学でも簡単なゲームなら作ることができるようです。とりあえずネットでおすすめされていた本を購入し、「Unity」でゲーム制作を始めました。
これが3Dのゲームを作る時の一番最初の画面です。ここからあのスーパーエキサイティングなゲームたちが生まれていると思うと、ゲーム作っている人たちすごいなと思います。私が今習得している技は、「cube(立方体)を置く」だけです。そのゲームでできることは、その立方体を眺めることだけです。
でもこれもゲームです!ここまで来ればあとはとんとん拍子です!1番の難関、「始める」をクリアしたわけですから。今は買った本のマニュアル通りに進んでいるだけですが、それでも結構ワクワクします。これもきっと10年後に何かにつながっているはずです。
次に魅力を知ってもらう仕事の仮体験です。もし、そのような仕事に着いた時に必ずするであろうプロモーションやマーケティングの勉強を始めてみました。Audibleでその類の面白そうな本を聴き始めて今3冊目です。
これらの本を読んでいると、マーケティングやプロモーションという仕事は商品を心から愛していないと続けることはできないなと思いました。そして、競合する商品のことも自分たちの商品と同じくらい愛することも必要です。お客さんにとって他の商品ではなく、自分たちの商品がどうして必要なのかを伝えることを突き詰めていくのが仕事になると思います。本当にその商品を必要としていると思うお客さんにそのことを気づかせるためになら頑張れそうだと思いました。
マーケティングの本を読んでいて気がついたのは、転職活動も自分という商品のマーケティングから販売をしているのだなということです。実は今度、スクウェアエニックス(ドラクエを作っている会社)の面接を受けられることになり、全力でその準備をしています。書類審査が通っているということは、あとはどれだけ自分が他の候補者と比べてそのポジションに相応しいかや、なぜそのポジションで働きたいのかを誰よりも上手くできれば内定がもらえるはずです。何よりも大好きな自分を売り込めないのであれば、私がそのポジションで働くのはまだ早かったというだけです。この面接準備と面接本番が何よりの仮体験になりそうです。
(追記)この選考は最終面接でお祈りをいただき、しばらくのニート生活が決定しました。
まとめ
今回は夢の仕事の仮体験をするという最高にワクワクする課題でした。まだ何も完成していませんが、ワクワクレベルで言うと、今までの課題の中で一番かもしれません。しかし、この課題をするにはある程度本物の夢の方向が定まっていないといけません。この順番になっていることが納得できる課題です。今までの課題が用意してくれた本物の夢に一気に近づく課題です。これこそ継続してやっていく必要があります。仕事が変わった後も継続して実践していくことが必要だと感じました。
次回の課題:自分と同じ痛みを持つ人を助ける
ここに来て”本物の夢”の答え的なことをガネーシャが言っています。「自分と同じ痛みを持つ他者を救う」って何をどうすればいいんだ!?自分なりにやるしかないですね。頑張ろう。
コメント
おはようございます。
今回も楽しく拝読させていただきました。
スクエアエニックスの面接,心から応援しています。
今週もがんばりましょう。
ゆきっちょさん
いつもありがとうございます。
面接、全力で行きます。
今週も頑張りましょう。