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このブログの趣旨と目的
ガネーシャの課題一覧
今回の課題:虫の役割を知り、大事にする
この課題の目的
今回の課題の目的は引用の中で既に語られています。短期的な欲求ではなく、長期的な欲求をもっと大切にする習慣を持てるようになることです。
虫といえば、ほとんどの人がネガティブな感情を抱くのではないでしょうか。私はとてもネガティブな感情を抱きます。危険、未知、恐怖、嫌悪、脅威、ネガティブな感情のほとんどを引き出してくるのが虫です。虫好きの方には申し訳ありません。
しかし、ガネーシャが言うように、虫には人間が生きていく為に担ってもらっている重要な役割がそれぞれにあるのです。例えばハエです。ドラゴンクエストでも「はえおとこ」といういかにも害虫感のある敵キャラクターがいますが、現実のハエも不衛生の権化のような立ち位置にいるように思います。
しかし、そんなハエにも私たち人間や他の動物のために担っている役割があります。一つは「花粉を運ぶこと」です。私たちに安らぎを与える美しい花が次の世代に命を繋ぐためにはハエの助けが必要なのです。
もう一つは「動物の死体を食べること」です。山に行けばシカがいたりサルがいたり、草むらに行けばネズミがいたり鳥がいたり、自然にはいろんな動物がいますが、動物は必ず死んでいまします。その動物の死体にハエが卵を産み、生まれたうじ虫がその死体を食べてしまいます。そのおかげで、危険なばい菌が増えて水が汚れたり、人間にも病気がはやったりする影響を与えるような事態を未然に防いでくれているのです。(参考「虫はなぜ存在するの? ハエはいなくてもいいと思います」)
虫を嫌う気持ちは日々の生活の中にある、面倒なプロセスを避けたいと思ってしまう私たちの怠惰さに似ていると思います。長い目で見れば、私たちの成長や健康に重要であるとわかっていることを私たちは嫌い、今目の前にある安心や快楽を求めてしまいます。今日も私はもうお腹いっぱいであるにもかかわらず、脳にコントロールされて追いドーナツを食べてしまいました。そして、少し気持ち悪くなっています。このような短期の欲求にコントロールされることから解放され、長期の欲求=夢を本気で追い続けることができるようになるために、今回の課題はあるのだと考えます。
実践した結果
虫を大切にしようと意気込んでみたはいいものの、冬も目前になってしまった今、虫たちもオフシーズンに入ってしまったようで、今週はほとんど虫に出会うことができませんでした。その中でも私が出会った虫エピソードについて今回は書くことで、課題の実践としたいと思います。
私が現実に出会った虫は1種類だけです。カメムシです。あとは夢に出てきたクモと、クラスの虫博士少年が永遠に語り続けてきたクワガタとカブトムシについて調べてみます。以下では敬意を評して「さん」付けで彼らのことを呼んでみます。大切に思う気持ちが増すかもしれません。
まずはカメムシさんです。人を傷つけるわけでもないのにその圧倒的なにおいのために嫌われている虫です。私も今までは見つけたらガムテープで引っ付けて、臭いが出ないようにその中に封印するという物凄く残酷な方法で駆除していました。英語ではそのまま「stink bug(クサい虫)」と呼ばれているほどです。彼らも私たちが感謝するべきことをしてくれているのでしょうか。
「カメムシ」とネットで検索をすると、「対策」とか、「撃退」とか「害虫」とかそんなワードで溢れかえっていました。しかし、その中でも一つだけカメムシさんの良いところについて書かれている記事(カメムシのはなし-よいカメムシ・わるいカメムシ・ただのカメムシ-)もありました。
カメムシさんの中には農家さんの野菜や果物を食べてしまう害虫を食べてくれる種類もいるようです。これは私たちの命に関わることなので、感謝するべきですね。これからは会うたびに、いつもお世話になっております、と言いましょう。
しかし、実は私たちが一番よく目にするカメムシさんたちは私たちに直接いいことをしてくれているわけではないようです。人間にとって彼らはただクサいだけのstink bugだという救いのない事実も上記の記事には書いてありました。
しかし彼らも回り回って、私たちに恩恵を与えてくれていることもこの記事(カメムシを好んで食べる天敵は?天敵ランキング10!鳥、カエル・・)を読んでわかりました。
自然の中でゆっくり過ごす時間を持つ時に安らぎの歌声を聞かせてくれる野鳥はカメムシさんを食べることで生きています。また、花粉を運び、花を咲かせることで私たちの心を癒してくれる寄生蜂(初めて聞きました)もカメムシさんから命をもらって生きています。やはり、どんなカメムシさんに出会っても、いつもお世話になっております、と言うべきですね。そのあとどうするかはお任せします。
次に、クモさんについて調べてみました。クモさんもイメージはやはり良くはないです。見た目が奇妙だし、毒を持っているかもしれないという恐怖感で好きになれません。映画「ハリーポッター」の大量のクモさんに追いかけられるシーンや、映画「ジュマンジ」のクモさんが出てくるシーンはトラウマです。スパイダーマンと幻影旅団が「クモはかっこいい」とポジティブキャンペーンをしてくれているのは唯一の救いです。
そんなクモさんの感謝ポイントを確認していきましょう。この記事(殺さないで!家蜘蛛を見つけたらどうすればいい?)を参考にしました。
考えればわかることでしたが、家にクモさんがいるということは、クモさんにとっての食料が家にはあるということです。私たちを食べるということはないので、クモさんは他の小さな虫たちを食べているということになります。クモさんが虫を食べることに関しては目をつむるほかないでしょう。アシダカグモというクモさんは割と有名で、人間の天敵Gを捕食してくれるハンターです。その仕事ぶりから「アシダカ軍曹」とも呼ばれています。また、ハエやダニを捕食しているクモも家には住み着くそうです。
またもう一つの記事(クモー天敵ーわかりやすく解説Weblio辞書)を見ると、クモさんも蜂の食糧になることが多いということでした。毒を持つクモさんたちも、わざわざ私たちのような巨大生命体にメリットもないのに攻撃をしてくるということは基本的にはありません。事故で毒を食らってしまった場合には対処が必要ですが、基本的にはお互いに干渉する必要はなさそうです。
最後に、クワガタさんとカブトムシさんです。多少の好き嫌いはあるかもしれませんが、彼らのことを害虫だと考えている方は少ないと思います。ただ、今週はあることがきっかけで人生で一番多くクワガタやカブトムシの話を聞くことになったので、調べることにしまし。
私は担任をしているクラスの黒板に毎朝メッセージを書くことにしています。そこに、今週は「虫の役割を知り、大事にする」というガネーシャの課題を実践すると月曜日に書きました。それを見た虫博士少年がここぞとばかりに、五月雨がごとく彼が大好きなクワガタやカブトムシの話をしてくれました。聞いてもないのに、「世界で一番名前が長いクワガタの名前はなんでしょう」2秒後「正解はー」とか、「僕が一番綺麗だと思っているクワガタは次の1から3のうちどれでしょう。1ー、2ー、3ー」2秒後「正解はー」と永遠に話してくれました。この子は将来何者かになるなと期待せざるを得ませんでした。本当に詳しすぎて博士のようでした。いつか仲間が見つかりますように。
カブトムシさんについてはこの記事(カブトムシを語る)を参考にしました。カブトムシさんの生態が簡潔に、そしてコミカルにまとめられていて、シンプルに面白かったです。記事の最後にカブトムシさんの自然界での役割という部分があったので引用します。
【カブトムシの自然界における役割】
カブトムシを語る
どんな生き物も自然界で何らかの役割を果たしている。
カブトムシはどんな役割をしているのだろう。
実は成虫よりも幼虫の方が自然に対して役立っているらしい。
幼虫は雑木林の大型分解者だ。
ダニやミミズもそうだが、落ち葉などが腐った腐植質のものを食べて分解している。
分解されたものはさらにほかの微生物、菌類によって、最終的には水と炭酸ガスと無機塩類にまで分解される。
そして、これらの無機物がふたたび植物の栄養となっていく。
このように自然界では無数の動植物たちによって完璧なリサイクルが確立されている。
ではなぜカブトムシはわざわざ蛹(さなぎ)になって成虫になるのだろう。
次世代を残すために成虫というステージがどうしても必要になる。
幼虫の姿では次世代を残すことはできない。
自分の子孫を残すために必死で♀を奪って強引な交尾をし、邪魔する奴には容赦なく角をふりかざして追い払う。
これもすべて次世代を残すためである。
そして生まれた幼虫は10ヶ月間、分解者としてリサイクルに貢献する。
雄カブトのことが物凄く愛くるしく思える記事でした。
クワガタさんとカブトムシさんの違いがよくわからないという方は多いのではないでしょうか。見た目はもちろん違いますが、いつも悟空とベジータ的なライバル関係ではあるんだろうなくらいにまとめてしまっています。
今回調べた結果、2つ大きな違いがあるとわかりました。一つは幼虫の時に、カブトムシさんは腐葉土を食糧にしますが、クワガタさんは腐葉土に加え、朽木も食べるということです。もう一つの違いは寿命の長さです。カブトムシさんは基本的には夏に生まれ、次の夏に子孫を残して死んでしまします。クワガタさんは種類によっては数年生きる者もいるということでした。
ちなみに、カブトムシさんもクワガタさんもやはり、鳥や蜂の食糧になって命を全うすることがあるようです。命はつながっていますね。
まとめ
今回は虫について調べてみました。大した時間は使っていませんが、それでもこんなに虫のことを考えて、調べたのは人生で初めてだったと思います。少しは虫の役割を理解できたのではないかと思います。しかし、今目の前にカメムシさんや、クモさんが現れたなら、「いつもお世話になっております」と言えるかは怪しいものです。
カブトムシさんやクワガタさんが腐葉土を食べるということを確認して思ったことがあります。人間も命が尽きれば、その体は土に帰るしかありません。そういう意味ではお互い様なのかもしれないですね。どれだけ恥をかいても最後には最高の土になってカブトムシさんやクワガタさんの命につながっていると考えると、なんでもできる気がしますね!土になる前にやりたいことやっておかないとですね。
次回の課題:名作を鑑賞する
長期の欲求に目を向ける系の課題が続いています。この課題はずっとやってみたかったので、ようやくここまで辿り着いたと思っています。この課題にふさわしい、私がまたみたことのない映画があるので、それをみた感想を次回は書いていこうと思います。
コメント
おはようございます。
今回も楽しく拝読させていただきました。
今週もがんばりましょう。
ゆきっちょさん
いつもありがとうございます。
今週も頑張りましょう。