若手教員が夢をかなえるゾウ=ガネーシャの課題を実践して最高の転職をするまでのブログ14

若手教員が夢をかなえるゾウ=ガネーシャの課題を実践して最高の転職をするまでのブログ

目次

このブログの趣旨と目的

このブログでは自分の仕事について悩み始めた若手教員が「夢をかなえるゾウ0」のガネーシャの教えを一つずつ全て実践をすることで本当の夢を見つけ、転職するまでの道のりを記録していきます。

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私がこのようなブログを書くことの目的は3つあります。

一つは私自身の「本当の夢を見つける」ことです。ブログを通して世界に自分の取り組みを発信することでガネーシャの教えを確実に実行できるように強制力を持たせることができると思いました。

二つ目は、今の仕事や、自分の仕事の選択に疑問を持っているあなたのような若者がここにいるということを伝えることです。そして私と一緒に戦ってもらいたいです。ぜひ私と一緒にガネーシャの課題を実践して、コメントでその感想を伝えてほしいです。

3つ目は、シンプルに「夢をかなえるゾウ」シリーズのファンとして、この作品をもっとたくさんの方に読んでもらいたい、そしてこの小説について語り合いたいという願いを叶えることです。もちろん挿絵が魅力的な本で楽しむこともおすすめですが、私の一番のおすすめはオーディブルで岩崎了さんの朗読を楽しむことです。

ちなみにオーディブルなどを使って音声学習をするのであれば、ワイヤレスイヤホンは必須です。私のようなイヤホン初心者の方にはアンカーのこちらのイヤホンがおすすめです。


値段、音質、ノイズキャンセリング機能、操作性、どれをとっても十分なクオリティです。これ以上のクオリティは私には差が識別できないと言うだけですが…。

このブログの目的の詳しくは「若手教員が夢をかなえるゾウ=ガネーシャの課題を実践して最高の転職をするまでのブログ0」をご覧ください。

Twitterではこれまでの課題の再実践や、その週の課題の中間報告などをおこなっています。読書から得た情報で面白いなと思った内容のシェアも始めました。こちらもぜひチェックしてください。

ガネーシャの課題一覧

  1. 日の出を見る
  2. 好きな匂い、物、人、場所を見つける
  3. やりたくない依頼を断る 自分の欠点や弱さを告白する
  4. 生活に初めてを取り入れる
  5. 自分の感情・感覚を丁寧に観察する
  6. 実物を見る
  7. 過去の出来事を「伏線」ととらえ、希望を持ち続ける
  8. 興味を持ったことを一歩深める
  9. インターネットを一日断つ
  10. 自然の中でゆっくり過ごす時間を持つ
  11. 虫の役割を知り、大事にする
  12. 名作を鑑賞する
  13. やりたくないことを全部書き出し、やりたいことに転換する
  14. 怒りの気持ちを伝える(今回)
  15. 苦手な人の信念を読み取る
  16. 自分と違う分野・文化の人と話す
  17. 仮体験する
  18. 欠点や負の感情を「自分の一部だ」と思う
  19. 自分と同じ痛みを持つ人を助ける
  20. 誰かの「ありのまま」を愛する

今回の課題:怒りの気持ちを伝える

これはほんまに大事なことやで。もちろん、怒りを伝えるちゅうてもお大声で叫んだり、やたらめったらキレてええちゅうわけやないけど、自分が傷ついて苦しんでることをちゃんと相手に伝えることが、自分を大事にすることにつながんねんな。

夢をかなえるゾウ0 水野敬也

この課題の目的

「怒り」というのは第一の感情ではない。「怒り」を感じる理由がその奥に必ずある。子供にはその奥にあるものを伝えないといけない。と私が大学時代にバイトをしていた学習塾の塾長がおっしゃっていました。「怒りの気持ちを伝える」というのは、「怒り」という私たちの感情の表面にあるものを相手にぶつけるのではなく、その奥にある気持ちを説明した上で、それが「怒り」という感情にまで達していると伝えることだと思います。

相手に伝えることはもちろんですが、その前に自分自身に対してもなぜ自分がそんな怒りを感じているのかを理解させる必要があります。自分が「怒り」を感じているとわかっているだけでは、自分自身をコントロールするプレイヤーとしてまだまだ自己理解が甘いと思います。怒りを感じるということは、自分が正しいと思っていることや、守りたいと思っていることがなんらかの形で脅かされているということです。自分が何を失うことを恐れ、それを「怒り」によって守ろうとしているのかを知る必要があります。

子供の喧嘩で(大人でもありますが)、「うざい」や「キモい」、「○ね」などの攻撃的な言葉や、物理的な暴力という感情の一番表面にあるものだけをぶつけることがよくあります。話を聞いてみると、「一緒に遊びたかったのに他の友達と遊んでいたことが悲しかった」や「合唱コンクールで真面目に歌って欲しいのに、ふざけていることが悔しかった」などといった、十分に理解できる苦しみが「怒り」の奥にあることがわかります。それを伝えればいいんだよと毎回子供たちには伝えますが、これが何歳になっても難しいものです。

ほとんどの人が怒りをそのままぶつけて怒りのカウンターを喰らうか、怒りを自分の中に溜め込んで自分1人で自滅していくかのどちらかだと思います。そのどちらにもならずに自分を守ることが今回の課題で私たちが学んでいくことだと思います。

実践した結果

今回は①正しい校長先生②寒がりな少年③起きられない少女の3本立てでお送りします。

初めに、私の勤める学校の校長先生は自分にも他人にもとても厳しく、いざという時には「子どもも大人もまとめて俺が守る」という親分的な存在です。とても誠実で素敵な方です。しかし、一つ気になることがありました。それは、威圧癖があるということです。体育会系で、部活でも過去に王道系部活で子どもたちを全国大会にも導いて来られた方です。子どもたちを動かすためにそのような威圧をこれまでも使用して来られたのだと思います。危険から逃れるためにその威圧に本能的に子どもたちも従ってきたのでしょう。そして、校長先生の言うことが実力を上げたり、力を出したりするために正しいことだったためにその部活は全国大会にまで駒を進めることができたのだと思います。そして、その指導が今私にもなされているところです。正直そのおかげで私はこの1年間で社会人として大きく成長できたと思っています。

今週もあることがきっかけで校長先生の威圧が発動することがありました。今回は私がミスをしているわけでもありませんでした。ただ私が校長先生に生徒のことで相談を持ちかけたときに、私が考えていた手順が校長先生の思う手順と違っていたという感じでした。「結局何がしたいの?」「で、何?」的なことを言われて、いつもは両手間隔くらいで話をしているのに、気づいたら手が届くくらいの間合いまで私の方から近づいていました。そんな威圧しなくても話くらいちゃんと聞くから穏やかに話してくれと思っていました。「どこで話が噛み合ってないのわかる?」と言われても「ちょっとわからないです」とやや好戦的に返してしましました。結局は校長先生のアドバイス通りにやってうまくいきましたが。

私がこの件で怒りを感じたのは、恐怖とか威圧で人をコントロールすることに対して圧倒的な嫌悪を感じるからです。せっかく言っている内容が正しくても、受ける側の私の脳に長く残るのは恐怖や威圧を感じたという感情の部分です。大切な内容は刻み込まれません。内容を理解することよりも、従って行動することに意識が向くからです。手段はともかくまず行動をさせないことにはその行動の意味も理解できないという考えも分かります。しかし、私はそのやり方に賛成ができません。恐怖や威圧で人を動かすという手段の学習ももれなく副作用でついてくるからです。残念ながら校長先生にこのことを伝えるほど私にはまだ勇気がありませんでしたが、自分自身にはこの怒りの奥の気持ちを伝えることができました。

二つ目は寒がりの少年です。私もその少年を責められるほど掃除は好きではありませんでした。彼は私が担任をしている生徒で、スポーツ万能、成績もなかなか、男子からも女子からも人気のあるスーパースターみたいな少年です。あれ、この時点で「怒り」が…。しかし唯一の欠点が掃除を真面目にやらないことです。彼は今週手洗い場掃除だったのですが、「寒いから嫌です」みたいな事を言ってほうきをしていました。それをやるように私が優しく促していると、ある女子生徒が「〇〇がかわいそうじゃーん」と彼を庇いました。私は明らかに「怒り」を感じていました。ピッコロさん直伝の魔貫光殺砲で悟空とラディッツのように2人同時に貫き…。いやいやいけません。それは私自身が最も嫌悪を感じる行動です。

私は自分の「怒り」を分析します。私はただ、掃除をするという誰もが嫌がる行為をできるというメンタリティがその少年のスポーツにも活きるし、将来の仕事をする上でも大切な力になると信じたかっただけです。その考えに共感してもらえなかったことが悔しかったし、悲しかっただけです。そのことを伝えるのが私のミッションだと気づきました。「〇〇君はスポーツもできるし、勉強も頑張ってるし、友達からも好かれてるから、あとは掃除だけできれば人としても選手としても完成されるのになあ」と言いながら代わりに手洗い場を掃除してみせるという作戦を実行しました。結果は「いや、僕はもう完成されているんで」というおどけた返事でした。「魔貫光殺砲ーーー!!!!」(心の中で)

私だって、「料理をすることは体にも心にも財布にもあらゆる面でメリットだらけだから今日から料理を毎日しろ」と言われたところで、今やっていることを捨てて料理をすることに時間と体力を費やすという決断をすることは容易ではありません。彼にとっての掃除は私にとっての料理なのです。いずれその時は来ると信じます。彼にも私にも。今回の課題、「怒りの気持ちを伝える」は達成されたからいいのです。掃除をするか決めるのは彼の課題、料理をするか決めるのは私の課題です。

最後は起きられない少女です。土曜日の部活に1人の部員が遅刻をしてきました。この子が休日の部活に遅刻するのは3回目でした。その子が遅れてきたのを確認した私はその子に話を聞くために体育館の入り口の前で待っていました。その子は私の顔色を伺いながらも「おはようございまーす」と何の説明もなく通り過ぎようとしました。心の中で千鳥並みの「ちょっと待てーい!!」が鳴り響きました。というかほぼ口に出てました。

しかし私は知っています。人間はどんなに自分に非があるとわかっている時でも、批判をされると自分の正しさを証明するために反発してしまう本能を持っているということを。誰よりも私がそうです。従って、私がするべきことはその子が遅刻してきたことを怒りに任せて批判することではなく、そのことに対して私がどのような気持ちを抱いたかを伝えることです。

そして私は以前YouTube大学で中田敦彦が紹介していた「褒め方叱り方」についての本の内容を思い出していました。叱るときには以下の4つのステップがあります。

  1. 行動を描写する
  2. 感情を伝える
  3. 影響を説明する
  4. 改善策を提案する

まず、呼び止めて遅刻をしたということを確認します。寝坊をしたということでした。次に私の気持ちを伝えます。集合時間を決めてみんなで準備をしてみんなで始めようと言っているのに、遅刻して来られると、あなたは部活や私たちのことを大切に思っていないのではないかと不安になる、と伝えました。次に遅刻することの影響についてその子に尋ねました。すると、遅れた分練習する時間が短くなってみんなとの力の差がついてしまうと彼女は言いました。その答えを受け入れた上で、私としては他の部員がどう思うのかということを心配していたので、例え話をしました。もし、あなたが友達と遊びに行く約束をしていて、あなたは時間の10分前についたのに、友達が30分寝坊して遅刻してきたらどう思う?と聞きました。彼女は「何だこいつと思います」と答えました。私はそれと同じことが部活であなたに起こることを不安に思っているよと伝えました。そして、どうやったらもう寝坊をしなくなるのかを一緒に考え、その子のお母さんにも後で電話をして相談しました。

この一連の対応をしていて思ったのは、「私ってめっちゃ丁寧な先生じゃない?」でした。「怒りの気持ちを伝える」と心に決めたことによって、ここまで行動を変えることができました。結局その子が寝坊しなくなるかどうかはわかりません。しかし、私にできるのは私の行動を変えることだけです。あとはその子がいつ行動を変えるのか、もしくは変えないのかの問題です。

まとめ

今回の課題は私なりに解釈をして、怒りをそのまま伝えるのではなく、その奥にある自分の気持ちをまず自分に、そして相手に伝えることを実践しました。そうすることによって、自分の気持ちや大事に思っていることを今まで以上に理解できるようになったし、そのおかげで相手にも自分の気持ちが伝わりやすくなったのではないかと感じました。「怒り」という感情は日常に溢れていると思います。それを直接伝えるのも、自分の中に溜め込むのも自分を傷つけることにつながると思います。「怒り」への有効な対処の一つとして、その奥にある気持ちを相手や自分自身に伝えるという手段があるということを今回は学びました。ぜひあなたも実践してみてほしいです!

次回の課題:苦手な人の信念を読み取る


信念ちゅうのは、言い換えたら、その人が『〜すべきだ』て考えてることや。人の行動は、それがたとえ不快に感じられるものでも、その人なりの信念に基づいて生まれてる。そんで、その信念を読み取ることができたら、ただ不快に感じるだけやのうて共感できる幅が広がるんやで

夢をかなえるゾウ0 水野敬也

これは大人が子供に対して実践すべき課題だと思います。教師をしている今の私にはもってこいの課題です。今週も子供たちから学ばせてもらうことになりそうです。来週もぜひ見に来て下さい!

コメント

  1. ゆきっちょ より:

    おはようございます。

    今回も楽しく拝読させていただきました。

    今週もがんばりましょう。

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