若手教員が夢をかなえるゾウ＝ガネーシャの課題を実践して最高の転職をするまでのブログ１９

目次

このブログの趣旨と目的

このブログでは自分の仕事について悩み始めた若手教員が「夢をかなえるゾウ０」のガネーシャの教えを一つずつ全て実践をすることで本当の夢を見つけ、転職するまでの道のりを記録していきます。

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値段、音質、ノイズキャンセリング機能、操作性、どれをとっても十分なクオリティです。これ以上のクオリティは私には差が識別できないと言うだけですが…。

このブログの目的の詳しくは「若手教員が夢をかなえるゾウ＝ガネーシャの課題を実践して最高の転職をするまでのブログ０」をご覧ください。

Twitterではこれまでの課題の再実践や、その週の課題の中間報告などをおこなっています。読書から得た情報で面白いなと思った内容のシェアも始めました。こちらもぜひチェックしてください。

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ガネーシャの課題一覧

1. 日の出を見る
2. 好きな匂い、物、人、場所を見つける
3. やりたくない依頼を断る　自分の欠点や弱さを告白する
4. 生活に初めてを取り入れる
5. 自分の感情・感覚を丁寧に観察する
6. 実物を見る
7. 過去の出来事を「伏線」ととらえ、希望を持ち続ける
8. 興味を持ったことを一歩深める
9. インターネットを一日断つ
10. 自然の中でゆっくり過ごす時間を持つ
11. 虫の役割を知り、大事にする
12. 名作を鑑賞する
13. やりたくないことを全部書き出し、やりたいことに転換する
14. 怒りの気持ちを伝える
15. 苦手な人の信念を読み取る
16. 自分と違う分野・文化の人と話す
17. 仮体験する
18. 欠点や負の感情を「自分の一部だ」と思う
19. 自分と同じ痛みを持つ人を助ける（今回）
20. 誰かの「ありのまま」を愛する

今回の課題：自分と同じ痛みを持つ人を助ける

”本物の夢”ちゅうのはな、自分と同じ痛みを持つ他者を救うことで、自分を救うことなんやで

夢をかなえるゾウ０　水野敬也

この課題の目的

ガンジーは列車の１等席の切符を持っていたにもかかわらず、人種を理由に３等席へ移るように車掌から脅されるという差別を受けたことがきっかけで非暴力・不服従の運動を始めました。ゲーテが『若きウェルテルの悩み』を書いたのは、最愛の女性との恋に破れ、旧友を亡くすという悲しみから自分を救うためでした。心理学者のフロイトとユングは自身の精神疾患を治すために精神分析を始めました。ジョン・レノンは両親が仲違いをして冷え切った家庭で、自分を癒すための子守唄を歌っていました。細菌学者のパスツールが世界最初のワクチンを開発したのは、愛する2人の娘を伝染病で亡くしたからでした。

人間は究極自分のために生きているし、自分が最高の状態になるために行動します。いわゆる「エゴ」が人間にとって最大の原動力になるということです。しかし、自分の行動の影響が自分に限定されると発揮される力も制限されてしまいます。そこで、自分と同じような境遇の他者を救いたい、他者を救うことを通して自分を救いたい、と自分と他者の境界線がなくなった時、できることの範囲も無限になります。また、『自分への愛』と『他者への愛』が最も高い次元で交わった時に人は自分の『最高』を引き出すことができるようになります。

「夢をかなえるゾウ２」で、金無幸子（かねなしさちこ）という貧乏神が「自分が困っているときに他人を助ける」という課題を主人公に出します。この課題と今回の課題はとてもよく似ていると思います。自分が困っているからこそ困っている人の気持ちが理解できるし、その解決にも力の限りを尽くすことができます。

人はどんな仕事をしていようが、生きている限り必ず誰かの役に立っているはずなので、絶対的に優れている仕事や劣っている仕事なんてないと私は思っています。しかし、その人が『最高』の力を発揮できる仕事はあるし、それを探し続けるべきだと思います。それは大きな事業の経営者かもしれませんし、学校の先生かもしれません。自己啓発本に書いてあることを愚直に実践し、それを発信することかもしれません。今回の課題の目的は、自分が過去に経験した、もしくは今経験している「痛み」の中に自分の『最高』の力を発揮できる仕事を見つける最大のヒントがあると知ることです。

実践した結果

一体何をすれば今回の課題を実践したことになるのだろうと迷い続け、私はこのブログを３ヶ月放置しました。しかしよく考えると、このブログこそ私が経験しているのと同じ痛みを持つ人を助けることを目的にやっていることじゃないかと気付きました。2022年の9月から放置期間も含めて半年をかけてこのブログを書いていきました。振り返ってみると、もうこの課題はクリアしていると言っても過言ではありません。このブログの第一目的は自分にとっての「本当の夢」を見つけることですが、その実践を通してこのブログを読んでくださる方も助けたいという思いがここまで文章を書く力を与えてくれていたんだと気付きました。

呑気に自己陶酔に浸っていますが、実はこれを書いている時点で私は無職です。2023年3月をもって私は教員を辞職しました。本当は2月にあったスクウェア・エニックスの採用試験をパスしてドラクエの仕事を4月から始めてこのブログはハッピーエンドにしたかったのですが、見事に玉砕していましました。そして未だ次の仕事は決まっていません。いわゆる転職NEET（いわゆられているかは知りませんが）です。しかし、過去の出来事を「伏線」ととらえ、希望を持ち続けることを私はやめません。「ドラクエで世界を健康にする」という夢は持ち続けています。ただしもう少し助走期間が必要なようです。そこで私は今の私にできることを思いつきました。それは、私と同じように転職NEET期間を過ごされている方や、転職NEETになることを不安に思い一歩を踏み出せない方に向けて、こんな感じで転職NEETは乗り切れますよという実験台になることです。4月1日からTwitterのアカウントを「転職NEETアバカム（私の大学の頃のあだ名で、ドラクエに登場する「扉の鍵を開ける呪文」の名前です）」に切り替えました。転職NEETであることのメリットやデメリット、不安に押しつぶされないような考え方などを発信しています。

私の座右の銘は「人生は常に順風満帆」です。全然風が吹かなかったり、暴風にさらされたり、帆がボロボロに破れたりすることもありますが、その結果として今があるのなら全て私にとっては「順風」だし「満帆」だと思います。だって今生きているわけですから（底なしのポジティブ！）。しかし、そんな私でもNEET（not in employment, education or training ）は初体験です。今までは教育を受けてるか働いているかのどちらかだったので、本当に今の状況って大丈夫なのかって思う時があります。そこで「転職NEETでも意外と大丈夫ですよ〜」と、不安に思われている方に発信することで、自分にも「大丈夫だよ、アバカム」と伝えることにしました。まだ5日しか経っていませんが、今までにはないペースでツイートできています。自分の経験している痛みを他人のものも含めて小さくすることを目的としているからパワーが出せているのだと思います。NEETで時間を持て余しているからじゃないかという鋭いご意見にはマホトーンを唱えておきます。いつまで転職NEET生活が続くのかわかりませんが、私の発信は間違いなく私1人以上の人の痛みを小さくするでしょう。そう考えるとやる気が出ます。

まとめ

私は今回の課題を通して、自分の『最高』を出せる仕事の見つけ方に気付きました。仕事の目的は自分がこれまでに経験した痛みをこの世界からなくす、もしくは軽減することに、そして仕事の手段は自分が好きなこと、得意なことにすればいいのです。私を例に挙げると、自分がしている仕事について本当に自分がやりたいことを毎日やっているのかと疑問に思いながら、常に鈍い痛みを心に抱えながら学校の先生をしていました。その痛みをこの世界からなくしたい、軽減したいという目的があります。そして、私は自分の考えを人に伝えることがとても好きだし、得意かどうかは別として、こうして言葉にして発信することは好きです。だからブログで発信するという手段を選びました。結果として私の中の力を存分に発揮できています。正直ここまで自分が長い文章を継続的に書くことができる人間だとは思っていませんでした。しかし、痛みを目的に、得意や好きを手段にした結果ここまでの力を出すことができました。これは今仕事で悩んでおられる皆さんにも使ってほしい本当の夢の見つけ方です。教員という仕事をする中で健康の大切さに気付き、それを大好きなドラクエ（ゲーム）を通じて世界に広めようとするのは我ながらナイスな感覚だと自負しています。

次回の課題：誰かの「ありのまま」を愛する

ワシのありのままを愛してくれて、ほんまおおきに

夢をかなえるゾウ０　水野敬也

ついに、次でこのブログも最終回になります。最後は無駄に長引いてしまいましたが、ここまで読んでいただけた方がいるということに心から感謝しています。本当はこのブログが完成する頃には次の職も決まっていて、綺麗にエンディングを迎える予定でしたが、どうやらそれは叶いそうもありません。もはや若手「教員」でもないし、「最高の転職をする」ことも達成できないうちに終わりそうです。まあでも「夢をかなえるゾウ＝ガネーシャの課題を実践」するという部分は達成できそうです。上等ですね。最終回もよろしくお願いします。