目次
このブログの趣旨と目的
ガネーシャの課題一覧
今回の課題:興味を持ったことを一歩深める
この課題の目的
突然ですが、私が影響を受けている歌の一つ、チャットモンチーの「ここだけの話」にこんな歌詞(Cメロの部分)があります。
今回の課題とは少しずれますが、このMVもすごく良いので是非見てみてください。お遍路参りの途中でコンビニに寄ってアイスを買ったり、帰りはバスに乗って帰ったり、筋トレに行った帰りにみんなで焼肉にビールをキメてしまったりしてしまいます。自分を見ているようで、でもそんな自分を許してあげると言われているようで、エモーショナルになります。
話を戻します。生活に「初めて」を取り入れるという課題を実践した時に感じたことですが、何かを始める時私たちはワクワクするものです。新しい家具を買ったときや行ったことのないお店に行った時、プレイしたことのないドラゴンクエストをプレイし始めた時などを思い出してみるとお分かりいただけると思います。しかし、私たちはそれらが「初めて」でなくなると少しずつ最初のワクワクを忘れ、また次の「初めて」を求めていきます。あれだけワクワクしてプレイし始めた「ドラゴンクエストXオフライン」も私の中の優先順位レースに遅れをとっているようで、ここ二週間ほどプレイできていません。興味を持って何かを始めることは自分を変えるために必要不可欠なことです。しかし、それを自分の夢につなげたり、さらなる充実を目指したりするためには、一歩ずつその歩みを進め続ける必要があります。魔王ネルゲル(ドラクエXのラスボス)を倒すためにはレベルを上げたり、新しい装備手に入れたり、呪文や特技を覚えたり、村人の話を聞いたりしながら冒険を進めることが必要なのです。冒険を始めるだけでは魔王がいることがわかって終わりです。今日は少し勇者します。
「興味を持ったことを一歩深める」ことで大きな功績を残した人物として、結核菌やコレラ菌、炭疽(たんそ)菌を発見した生物学者のコッホについてガネーシャは話します。
当時、ヨーロッパでは何万頭もの牛や羊が原因不明の病気で死んでいたが、コッホは開業医の仕事が忙しく調べられなかった。ただ、二十八歳の誕生日に妻から顕微鏡をプレゼントされたことでこの問題の究明に没頭し始め、世紀の大発見をすることになったという。
夢をかなえるゾウ0 水野敬也
いや、妻の誕生日プレゼントのクセ!!顕微鏡て!!…すみません取り乱しました。コッホはたくさんの牛や羊が原因不明の病気で死んでしまう原因について調べたいと思いながら、そのことを最優先にすることができず、時間を過ごしていたのでしょう。これは私がドラクエXを進めることができていないのと全く同じです。そこに妻が顕微鏡というきっかけをプレゼントすることで興味を持っていることを一歩ずつ深めることができたのでしょう。この「一歩」というのがポイントだと私は考えています。結果的にコッホは「2億歩」くらい深めています。しかし「一歩」深めたことで、単なる「興味」が「情熱」や「熱狂」などの上位のモチベーションに変化したのだと思います。
今回の課題の大きな目的は「興味」をより強力なモチベーションに進化させることにあると考えました。また、一歩深めるだけで「興味」が進化するということ体験を通して学習することだと考えました。
実践した結果
今回実践したのは、①コッホについて調べる②ゲーム業界について調べて求人に応募するの二つです。
初めに、今回登場してきた細菌学者コッホについて改めて興味深いなと思ったので調べてみました。彼については、世界史の授業で先生が「コッホコッホ」と咳してるみたいな名前で結核菌などの細菌を発見した人だから覚えやすいねのような不謹慎な教わり方をしたなという記憶しかありませんでした。コッホが偉大な細菌学者になるまでの若かりし頃をどのように過ごしていたのかを中心に調べました。以下ウィキペディア情報ですが参考までにご覧ください。
1843年12月11日に鉱山技師の父とその妻のもとに、13人兄弟の3番目の子供としてコッホは生まれました。幼少期から相当な切れ者で、小学校に入る前から独学で読み書きをマスターしていました。天才です。特に理科と数学はずば抜けて得意でした。ゲッティンゲン大学という歴史のある大学の自然科学部に入学しました。しかし、2年生の前期に、「やっぱり内科医になりたいな」と思い、医学部に転学部しました。そんなことができるのか!そして3年の前期にある研究を教授に任され、その研究が大学から表彰されます。天才です。そのことがきっかけで当時ドイツ最高の内科医と言われていたルドルフ・フィルヒョウ(この人はこの人で「全ての細胞は細胞から生じる」という法則を見つけた偉人のようです)のもとで少しの間学ぶことができたようです。そして医学部を当然のようにストレートで、しかも主席で卒業しました。卒業後は順調に内科医としてキャリアを歩み、1905年に結核の研究とその発見の功績でノーベル物理学賞を受賞しました。その研究にはやはり妻がプレゼントで贈った顕微鏡を使い倒したのでしょう。しかし驚愕の事実がありました。その妻とは50歳の時(1893年)に離婚しており、同年に30歳年下の女優と再婚していたのです!コッホ先輩かっこいいです。相当色んな人から批判されたでしょうが、それも12年後にノーベル賞を受賞する伏線だったのでしょう。そして、1910年5月、プロイセン科学アカデミーで結核に関する自らの研究について講義をした3日後にその生涯を閉じました。
調べてみてコッホに対するさらなる情熱が湧いてくるということはありませんでした。ただ調べているうちにコッホに対しての愛着は湧いてきました。興味から愛着くらいまでは進化しました。異次元の頭脳を持ち、医学に大きな飛躍をもたらした細菌学者でも若くて綺麗な人が好きなんだなと。あと、ウィキペディアは、トピックによりますが、英語と日本語では情報量の差が著しいということもわかりました。
二つ目はゲーム業界について調べて求人に応募する、です。前回の記事で書きましたが、今の大きな目標として、「ドラクエで人類を健康にする」を私は掲げています。より具体的にいうと、ポケモンスリープ(未配信)をモチーフにしたドラクエスリープ(発表すらされていない)というゲームに関わりたいと思っています。その時のキャッチコピーは「眠りによって目覚める勇者」(今考えた)です。そのためには少なからずゲーム業界のことを知ることから始めるべきだと考えました。
まずはゲーム業界にはどのような仕事があるのか調べてみました。いくつか記事を読みましたが、主にこの記事(【ゲーム業界仕事図鑑】ゲーム業界にはどんな職種がある?仕事内容や必要なスキル、平均年収などをまとめます!)を参考にしました。
①ゲームプランナー:ゲームルールや仕様、キャラクター、シナリオなどを考え会社にプレゼンする人
②ゲームディレクター:企画から完成までスケジュールの管理をする監督的存在の人
③ゲームプロデューサー:予算やスケジュール、メンバーの策定などプロジェクトの全責任を負う人
④ゲームプログラマー:プログラミングによってゲームのシステム作りをする人
⑤シナリオライター:ゲームのストーリーやセリフなどを書く人
⑥ゲームデザイナー:キャラクターやアイテムや風景などのデザインをする人
⑦サウンドクリエイター:ゲームの中で使う音楽や効果音などを作る人
⑧ゲームデバッカー:実際にゲームをプレイしてバグなどの不具合がないかチェックする人
⑨プロモーション:ゲームの宣伝や営業をする人
⑩ユーザーリサーチ:SNSなどでユーザーの声を集め、改善のために運営にその声を伝える人
私たちは普段ゲームをプレイすることしかないので、製作者側の血の滲むような努力を目にすることはありません。実際はこんなにもたくさんの仕事があるのですね。逆にいうと、これだけ分業ができているということになります。先生の仕事との違いを感じます。
もしゲーム業界に進むのであれば最終的にはディレクターやプロデューサーを目指していくことになると思います。しかしその前段階として、私がするのはゲームデバッカーやシナリオライター、プロモーション、ユーザーリサーチなどの仕事になります。そして、プランナーを経てディレクターやプロデューサーになるのでしょう。
さて、早速何件か求人に応募をしてみました。未経験で応募できるスクウェアエニックス(ドラクエの会社)の求人にはおそらくほとんど応募してみました。そして全て書類選考でお祈りされました。そう甘くはありません。スクウェアエニックスはゲーム業界でいえばトップオブトップの一つの会社です。ゲーム業界での経験があり、即戦力になる見込みがなければ面接にさえ辿り着けなくて当然でしょう。
別の会社である程度経験を積んでからもう一度転職という形で入る必要がありそうです。ドラクエ3で例えると、賢者(上級職)になるために一度遊び人(すごく弱い職業)でレベル20まで上げないといけないみたいなことなのでしょう。いやこれは、あまりにも今から応募する企業さんに失礼ですね。
ドラクエ7の職業システムで例えます。
基本的には色んな職業を経て人は勇者を目指します。この中で言うと学校の先生は「羊飼い」です。中学生は羊みたいなものです。それを導くのが先生です。たまに魔物が混じっているのでそれ対応するには盗賊(何かしらのいけず)を経験している先生が上級職である魔物マスターになる必要があります。現在の私は少し慣れてきた羊飼いです。でもやっぱり賢者(スクウェアエニックス)になりたいと思い、まずは魔法使い(別のゲーム会社)から始めようと言うわけです。
ゲーム業界について調べてみて、自分の中でやりたいことが定まってきている感と、本当にこれでいいのか感の両方が高まりました。学校の先生の経験がどのように繋がるのか全くイメージできていません。面接で何を話せばいいのか。難しいですね。私の中の情熱、もしくは野望はよりはっきりしてきたので今回の課題は成功と言えるでしょう。
まとめ
今回の課題を通して、興味を持ったことについてさらに情報を集めることの重要さを知りました。人は知らないものを好きになることはできません。逆に、そのことについて知ればどんなことでもある程度は好きになることができます。これは人についても同じことが言えると思います。何かを始めたり、誰かと知り合ったりして、最初はテンポよく物語は進んでいきます。でもどこかでスタートした瞬間に見えるゴールが見えなくなります。そんな時には、その対象についてもう一度学ぶことで情熱を呼び覚まされるのだと思います。面倒くさいことですが、基本的なことですね。
次の課題:インターネットを一日断つ
予定通りいくと、この課題をするはずだったのですが、仕事の休みも取っておらずできそうにないので、この課題は満が辞すまでとっておこうと思います。
と言うわけで次の課題は一つ飛ばしてこれです。
次回の課題:自然の中でゆっくり過ごす時間を持つ
本来の次回の課題と同時にできそうな課題でしたが、単体でやってみようと思います。「本当の人生を生きている」や「深いところで自分自身になれる」という感覚が私にも訪れるのか、とても楽しみです。今週も頑張りましょう!
コメント
おはようございます。
今回も楽しく拝読させていただきました。
今回のブログで,
“ゲーム業界について調べてみて、自分の中でやりたいことが定まってきている感と、本当にこれでいいのか感の両方が高まりました。学校の先生の経験がどのように繋がるのか全くイメージできていません。”と書かれていましたが,これこそ前回のブログで紹介されていた,スティーブ・ジョブズの,
“先を考えて「点と点をつなげる」ことはできない。できるのは、振り返ってつなげることだけ。”という言葉の意味なんでしょうね。
自分が体験するもの全てが無駄ではなく,“伏線”と捉える。そして,何でも良いから興味のあるものを一歩踏み出すことの大切さを,読んでいて擬似的に体感しました。
今週も頑張りましょう。
ゆきっちょさん
いつも私のブログを読んでいただきありがとうございます。
言われてハッとしました。先にある点と今を繋ぐことはできませんね。
できるのは後から振り返って繋げることだけ。
全て伏線になると思って進むことが大切ですね。
フィードバックとてもありがたいです…!勇気もらいました!
今週も頑張りましょう!